あと会の特徴
ATO-KAI Feature

食へのこだわり
Commitment to Food

『安心』かつ『安全』な手作りをモットーに

食材の仕入は、品質、産地に至るまで厳選し、保存料や添加物のより少ないものにこだわり、当厨房での手作りをモットーに、『安心』かつ『安全』な食事の提供に努めております。ご利用者に、快適に・こころ豊かに過ごして頂けるよう、食事にも身体ケアと同様、力を入れております。

真空低温調理法

平成13年より導入している真空低温調理法は衛生管理面で優れているとともに、素材本来の風味やうまみを逃がさず柔らかくジューシーに仕上げることができ、ホテル並みのおいしい料理の提供を可能にしました。
また、ご利用者お一人おひとりの好みや体調を考慮した料理がつくりやすいことも大きな特長です。

あと会グループ総料理長 新フード開発プロジェクトスーパーバイザーより

あと会では、介護食を超える介護食をめざし、活性酸素や細菌類が発生しにくく、ビタミン、ミネラルなどの、人の体に必要な栄養素の壊れにくい調理法でもある真空低温調理法を導入しております。

佐藤 俊郎
ホテルセンチュリー21広島 料理長
東京電力業務用電化厨房体験施設 料理長
日本エスコフィエ協会 ディシプル受賞(2010)

凍結含浸法

凍結含浸法とは、酵素の力を使って食材の形を崩さずに硬さを調整する技術です。通常、食事形態は、普通食・刻み食・極刻み食・ミキサー食など段階的にありますが、極刻み・ミキサー食は形がなくなっているので、何を食べているか分からないという問題点があります。凍結含浸食は、形を保ち、色・味・香りを損ねず作ることができます。凍結含浸食は、箸でつまんで食べることが可能です。箸を使うことで脳の活性化にもつながります。

特別養護老人ホームくにさ苑 管理栄養士より

介護食の分野におきましても、広島県食品工業技術センターとの共同研究により、硬い素材を形あるまま柔らかく調理できる、次世代の介護食『凍結含浸食』の研究、導入をしております。いつまでも「食べる」ということを楽しんでいただける食事を皆様にお届け出来るよう栄養課一同取り組んでおります。

秋庭 絵美
広島女学院大学で栄養学を学び、現在はあと会にて、栄養課主任として、利用者の食事の管理、厨房スタッフと管理栄養士の業務管理を行っている。また、教育関係者等に凍結含浸食などのあと会の食事に関する取り組みの講義、地域の方々への栄養指導も行っている。

2018年 介護の日フェスタ

あと会では、食の改革のひとつに「凍結含浸食」を導入しています。平成18年9月に日本嚥下リハビリテーション学会・学術大会にて凍結含浸法に出会い、平成19年4月に食品工業技術センターと共同研究を契約し、その後プロジェクトチームを結成して様々な研究と試行錯誤を行ってきました。
多くの方にあと会の食への取り組みを知ってもらうため、同フェスタで600食の凍結含浸食を提供しております。

ごちそうグランプリ

年に1度繰り広げられる、若手調理員の登竜門。
若い才能がしのぎを削る大舞台です。
毎年、ふかわ・くにくさの秋祭りにて若手調理員の育成もかねてごちそうグランプリを開催しております。
テーマを決め、それに沿った料理を披露し、当日、ご来場の方々にお気に入りの料理を投票していただきます。

2018年度グランプリ獲得 ふかわチーム

ごちそうグランプリで取り組んだことは、部門ごとのメニューを決めるために、それぞれの案を持ち寄り、話し合いました。本番に向けて試作を行い、レシピを見直し、完成イメージについて意見を出し合い、形にしました。
いざ発表の時、自分のチームの料理名が言われて泣いて喜びあいました。三人が協力してこれた結果だと感じました。また献立に入れてもらい、ご利用者さんに喜んで食べてもらったので、やりがいに繋がっています。

竹内幸子/金子沙織/酒井美紀