スウェーデンケアの根本的な考え方、コンタクトマン制度やタクティール・タッチなどの手法、機能的な介護用品など、あと会では福祉の先進国であるスウェーデンをお手本にして高齢者介護に携わってきました。
スウェーデンベッドは国産ベッドと違い、マットレスが防水仕様であること、昇降がご利用者に負担を与えない程度にスピーディであることなど使い勝手が良ベッドです。「あと会」では2004年に広島市安佐北区に開設した介護老人保健施設「ふかわ・くにくさ」から本格的に導入しております。
タクティール・タッチとは、スウェーデンの高齢者や障害者福祉の現場で広く使われている療法の一つです。相手の皮膚に対して「擦る・押す・触れる・手を置く」ことを行いながら、触覚神経を刺激して、脳のオキシトシンというホルモンを分泌させ、体の恒常性を維持させる、というものです。その結果、痛みの緩和や心地良さが生み出され、ストレスの軽減、ゆったりした気持ちを導き、心身共に穏やかにさせることを目的としています。
手による触れ合いで、相手に精神的な安心感や信頼感を与え、本人の孤独感やストレスなどを和らげる。
スウェーデンの高齢者ケアにならって、「コンタクトマン制度」を広島市はもちろん、日本で初導入。担当スタッフがご利用者やそのご家族と対話を重ねながら、ご利用者の在宅時の生活習慣や趣味や嗜好を詳細に記録。全スタッフが共有し、家庭生活の延長としてのケアを行っています。