こんにちは。
ふかわ・くにくさ訪問看護ステーションです。
朝晩はひときわ冷え込むようになりましたが、
皆様お変わりありませんか?
わたしたちが、訪問の際に体調をお伺いさせてもらうと・・・
「暑くないし、水分はあまりとってないかも。」
「寒いし、トイレに行きたくない。飲むとトイレが近くなるから。」
「のどは乾かない。」
「水を飲んだらむせる。」
などなど、水分摂取が不足されている方が多くおられます。
脱水というと、夏のイメージが強いかもしれませんが、
実は冬でも脱水を引き起こすリスクがあります。
また「体が水分を失っている」という感覚が鈍くなる冬は、
知らないうちに脱水症状が進行することが多いです。
さらに今年はコロナ禍の中で、
マスク着用による喉の渇きへの鈍化、
行動自粛から筋肉量の低下など、新たな脱水要因も。
体力のない・体の変化に気づきにくい高齢者は、
冬の“かくれ脱水”がダメージとなり、
命が危なくなってしまうことも考えられます。
自分が“かくれ脱水”かどうかは、
以下の4項目のキーワードでわかります。
・カサ…肌がかさかさする
・ネバ…口の中がネバネバする・熱っぽい
・ダル…体がだるくて仕方ない
・フラ…めまいがする・足元がふらつく
“かくれ脱水”を感じたら、経口補水液をとりましょう。
水分だけでは低ナトリウム血症という塩分不足の状態を起こしやすく
かえって危険なことがあります。
ただの水分不足と甘く見ず、
上手に水分補給をして寒い季節を乗り切りましょう。