幼いころに読んだイソップ物語の「北風と太陽」
ある時、北風と太陽が力自慢をします。
「どちらが旅人のコートを脱がすことができるか?」
北風は力いっぱい吹いて吹き飛ばそうとするが、
旅人はしっかりおさえ脱がせませんでした。
太陽は燦々と照りつけ旅人は自らコートを脱ぎ、
太陽の勝ちとなりました。
幼いころは単純に、力の強い北風が勝つと思ってましたから
太陽が勝った時、大きなショックと感動を受けた事を
今でも覚えています。
大人になった今、太陽の温かさがよくわかります。
人は強制では動かない。
太陽は誰人に対しても平等に光と温かさを注ぐ。
そしてどんな嵐の後でも必ず陽はまた昇る。
太陽のような温かさをもって接していきたい。
支援するには相手の心が大切。相手がどう思うかで、
その人の行動が変わる。
高齢者には「ワクワクする」気持ちをもって頂きたい。
そうすれば、行動が変わるのでは?
北風に打たれながら訪問し、太陽の温かさをしみじみと
感じる今日この頃です。
何かと慌ただしい年末、皆さまお体ご自愛下さい…。
( 居宅 鬼塚、梶原 )