職員ブログ
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ご覧になりましたか？

「給食レストラン」という番組です。
あと会の誇る、「凍結含浸透法」が取り上げられました。

撮影にはご利用者・ご家族にご協力いただき、普段のありのままの姿がそこにはありました。

家族のあたたかい笑顔、仲間たちと一緒に食事を囲む風景、眺望を見渡せるレストラン、いつも見ている光景がテレビに映し出されると、誇らしい気持ちになります

いつもみる光景…変わりない景色が自分の心の持ちようでこんなにも違うのでしょうか。

一年前。今でも日々多くの方のご見学をお受けしていますが、オープン当初は今以上にたくさんの方々の見学の応対を致しました。

めまぐるしい毎日の中で見ていた景色は、今ではにおいや風、天気によって変化する光景にまで心が動くのを感じます。

６階に上がった瞬間、「え！！！、何これ。」
「こんなとこがあるんですか」
「有料老人ホームってこんななの？」

このようなコメントをいただく、この瞬間がたまりません

驚きと感動も与えられている。

そんな言葉やみなさんの表情から感じることができます。

最近よく一年になりますね…とご利用者やご家族とお話します。ご利用者にとってのこの一年。でじまくにくさのこの一年。わずか一年ですが、たくさんの方との出会いがあり別れもありました。

中には新しい生活の場を求めてご退去される方もあります

ご退去の日、

「ちょうど一年前に初めて出会ったね。色々とありがとう。」「ここでの生活があったから、新しい生活、人生を考えることができた。それがよかったことだね。」
そんなお話しをしたことを思い出します。

ホームの利用の仕方はみなさん、それぞれです。その時々で私たちは十分にお応えすることができているのかな。さまざまな想いを受け止めることができたのかな。そんな思いがめぐりました。

正直なところ時にはお叱りもお受けしています…けれど、そのあとにはそれ以上にやさしい気持ちや感謝のお言葉たくさんいただいています

ありのままのココロを分かりやすく言葉にすることで、相手に理解してもらえた、やさしくしてくれたのなら…

「ありがとう。」

とにかく、感謝の言葉を忘れずにシンプルに伝えること。

そのことの大切さを改めて思います。

同じ景色でも、心が満たされているから、色んな変化に気づくことができる。

余裕、ゆとり…、変わりない日常のありがたさ。

努力があるから報われる幸せがあること、苦しい経験は喜びの前兆であること。

空腹があるから、ああ、おいしいと感じること出来る。

そんな当たり前のことに気づかされた、テレビ放映でした。

（でじま・くにくさ　生活相談員　　藤本幸美）