「夫の認知症がすすみ、もうどうしていいかわからない」
そんな妻の訴えに、私たちが訪問したのが9月の初め…
亭主関白な夫を、内助の功で支え続けた妻。
サービスを利用しながらなんとか暮らすが
夫の認知症は進む…
夫がふともらす
「妻には本当に感謝している。感謝状をあげたいくらいだ…」
「感謝状! 書きましょうか?」
「…書こうか!」
何度も書き直し、世界でたったひとつの感謝状ができました。
後日、妻より涙と一緒に報告の電話
「主人が私に感謝状をくれたんですよ!
結婚して五十年以上連れ添って
夫から物をもらったのなんて、これが初めて…
これから夫がいろんな事を忘れても、私はこれを支えに
頑張れそうです…」
私たちはこれからも世界でたったひとつの毎日がおくれるよう
心から応援していきます。
(居宅 鬼塚、梶原)